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ロックの部屋

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KEANE

KEANE(キーン)『HOPES AND FEARS』



2004年の注目の新人としてこの【キーン】と【フランツ・フェルディナンド】はイギリスでトップの位置にいるようです。両方とも日本でも売れている見たいですね。

フランツ・フェルディナンドの方は、まだ分かっていないところもあるのですが、キーンの方はたまたまFM放送で流れてきた曲「SOMEWHERE ONLY WE KNOW」を聴いて即気に入ってしまいました。

【コールド・プレイ】と比較されるようですが、私は【トラヴィス】にも近いと思います。
コールド・プレイに似通っているのはピアノが楽曲の中心であることと、スローテンポでスケールの大きい曲において。曲で言えば「YOUR EYES OPEN」あたりがこれに当たる。

一方トラヴィスに似通っているのは、ピアノによる弾き語り調の楽曲、ちょっぴり湿った感じで沈んだ感じの曲です。曲で言えば「WE MIGHT AS WELL BE STRANGERS」「EVEREBADY’S CHANGING」がこれに当たります。

ともかくこのキーンというバンドはメロディーが素晴らしい。ギターを使っていないからよけいに際だつのでしょうね。改めてピアノの音の深みに驚かされました。メンバーのクレジットではピアノとドラムスしか使用していないようですが、エレクトロニクスや効果音は聞こえてきます。最近の電子ピアノはサンプリング音とか入ってますからね……本当に3人で創り上げた音なのかもしれません。

まぁ、それほど探りたくなるくらいの深みのある音空間を聴くことができます。

ヴォーカルはトム・チャップリンという人、丸顔でポチャとした顔立ち、昔のグレグ・レイクみたいな……丸くて聴きやすい声です。

コールドプレイよりも自然に耳に入ってきて聴きやすくポップ、トラヴィスよりも軽くストレート、より広く一般の音楽好きに指示されそうです。

《ON A DAY LIKE TODAY》
♪今日みたいな、こんな日に
 君を見つめたら
 何かが起こりつつあるのがわかった
 君は空を睨んでた

愛想を尽かしたんだね
 僕が間違ったことばかりしてるから
 僕の気持ちをわかってもらいたいけど
 何とか君に伝えたいけど

 今日みたいな日は、他に何を言っても仕方がないだろう
 言うべき言葉が、何故だか見つからないんだ♪


詩もいいですね。なんだか最近詩の内容にピッタリはまるような出来事もあって、よけいにしんみりしてしまいました。

日本盤の『HOPES AND FEARS』にはボーナストラックとビデオクリップ付、さらにパソコンに取り込める壁紙付です。さっそく壁紙に設定してしまいました。これが爽やかな紅葉の模様の壁紙で、素敵です。

2作目も楽しみだな。


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